これは Craft CMS Advent Calendar 2016 19日目の記事です。
今回は、便利なプラグインについてまとめてみます。
Craft CMS のプラグインは、主に Straight Up Craft で探すことになります。
英語表記、かつ、用途別にカテゴライズされていないため、検索には多少の慣れが必要です。とはいえ、有償・無償あわせて500以上のプラグインが登録されており、目的のプラグインに辿り着きやすくなっています。
Craft CMS Plugins - Straight Up Craft:
https://straightupcraft.com/craft-plugins
なお、テンプレートの記述方法をはじめ、カスタマイズ関連の記事も参考になると思います。
プラグインのインストール
Craft CMS の管理画面に任意の CSS や JS を追加できるプラグインを例に、実際にインストールしてみましょう。
lindseydiloreto/craft-cpcss: Control Panel CSS plugin for Craft CMS:
https://github.com/lindseydiloreto/craft-cpcss
lindseydiloreto/craft-cpjs: Control Panel JS plugin for Craft CMS:
https://github.com/lindseydiloreto/craft-cpjs
リポジトリにアクセスして、Zip ファイルをダウンロード・展開してください。
それぞれのフォルダに含まれる cpcss
と cpjs
を /Applications/MAMP/htdocs/craft/plugins
にコピーします。
管理画面で 設定 > プラグイン
に移動します。
インストール
ボタンをクリックして、プラグインを有効化します。
設定
一覧にアイコンが追加される場合は、そこからプラグインごとの設定画面に移動できるようになります。
プラグインのご紹介
一部、未使用なものを含みますが、クライアントワークで Craft CMS を採用する際に(現時点で BUN が把握している)使用頻度が高そうなプラグインを順不同で列挙してみます。
なお、有償プラグインについては年単位でのライセンス購入が必要なものもあるようですので、購入時にご自身で確認してください。
管理画面関連
The Architect for Craft CMS:
https://github.com/Pennebaker/craftcms-thearchitect
セクション、フィールド、アセット・ソース、画像の変形、グローバル、カテゴリー、ユーザ、ユーザグループに関する設定を JSON データで設定したり、エクスポートしたりできるプラグインです。
Reasons for Craft CMS:
https://github.com/mmikkel/Reasons-Craft
フィールドの入力欄の表示・非表示を他のフィールドの入力値にあわせて分岐することができるプラグインです。
Zenbu for Craft(有償 $60.00):
https://zenbustudio.com/software/zenbu-craftcms
エントリの一覧をフィールドごとの値を指定してフィルタできるプラグインです。
Control Panel Nav:
https://github.com/engram-design/CPNav
グローバルナビゲーションの並び替えや任意のリンクを追加できるプラグインです。
CP Sortable Custom Columns for Craft CMS:
https://github.com/mmikkel/CpSortableCustomColumns-Craft
エントリの一覧にある任意の数値、日付、文字列、Boolean 列でソートできるようになるプラグインです。
フィールドタイプ
Super Table:
https://github.com/engram-design/SuperTable
行列フィールドのような表組みの入力欄を追加できるプラグインです。
Neo:
https://github.com/benjamminf/craft-neo
既存フィールドを行列フィールドのように拡張できるプラグインです。
テンプレート関連
Cookies plugin for Craft CMS:
https://github.com/nystudio107/cookies
テンプレートで Cookie を操作できるようになるプラグインです。
The Craft Field Cheat Sheet:
https://github.com/focuslabllc/craft-field-cheat-sheet
開発者モード(devMode = true)の場合に、フィールドごとのテンプレートの記述サンプルを確認できるようになるプラグインです。
インポート / エクスポート
Feed Me(Pro版 $50.00):
http://sgroup.com.au/plugins/feedme/getting-started/introduction
XML や JSON 形式のデータから、エントリ、カテゴリー、ユーザ、Craft Commerce の商品データ(※エントリ以外は有償の Pro 版のみ)をインポートできるプラグインです。行列フィールドにも対応しているため、便利です。
Import plugin for Craft CMS:
https://github.com/boboldehampsink/import
CSV ファイルでエントリ、カテゴリー、ユーザのデータをインポートできるプラグインです。
Export plugin for Craft CMS:
https://github.com/boboldehampsink/export
CSV ファイルでエントリ、カテゴリー、ユーザのデータをエクスポートできるプラグインです。
フォーム
Freeform(有償 $99.95):
https://solspace.com/craft/freeform
管理画面での操作を中心に、柔軟なカスタマイズのフォームを追加できるプラグインです。Salesforce CRM API と連携できるアドオン($149.95)もあります。
Contact Form plugin for Craft:
https://github.com/pixelandtonic/ContactForm
指定したメールアドレスへ入力された内容を送信するシンプルなフォームを追加できるプラグインです。
Sprout Forms(有償 $99.00):
https://sprout.barrelstrengthdesign.com/craft-plugins/forms
エントリの セクション
のような流れでフォームを用意し、テンプレートをカスタマイズしていくタイプのフォーム用プラグインです。
その他
Element API plugin for Craft:
https://github.com/pixelandtonic/ElementAPI
JSON API としての機能を簡単に追加できるプラグインです。
Workflow: https://github.com/engram-design/Workflow
1段階(編集者と承認者)のワークフロー機能を追加できるプラグインです。ユーザグループを利用するため、Craft Pro へのアップグレードが必要です。
まとめ
ここでは、プラグインについてまとめてみました。 Craft CMS はシステムの標準機能が充実しているため、サイト構成によってはプラグインを必要としないケースもあるかもしれませんね。
なお、日本向けの住所や地図座標を簡素化できるフィールドタイプを追加するプラグインを公開していますので、使いどころがあればご利用ください。お気づきの点は、フィードバックいただけると嬉しいです。
JP Address plugin for Craft CMS:
https://github.com/dreamseeker/craft-jpaddress
ということで、次回はプラグイン開発のはじめ方について、簡単にまとめてみようと思います。