Craft 5 から、Element Index でエントリの一括編集が可能になりました。
関連づけられている「カテゴリ」や「アセット」を変更したり、数字フィールドの「価格」や「有効期限の日付」を変更するなど、複数のエントリをまとめて編集できるのは、効率的でとても便利です。
そこで、今回はエントリを一括編集する方法について見ていきましょう。
これは Craft CMS Advent Calendar 2024 19日目の記事です。
一括編集するには
エントリの一括編集を行うには、まず Element Index に移動します。
一覧の右下にある 編集
ボタンをクリックします。
ボタンが表示されていない場合は、「テーブルに表示」になっているか確認してください。
続けて、目的の項目を編集します。
項目が多いと横スクロールする手間が生じるため、一括編集をはじめる前に必要な項目だけを表示させておくとよいでしょう。
編集が終わったら、一覧の右下にある 保存
ボタンをクリックすれば完了です。
制限について
とても便利な一括編集機能ですが、編集できる項目には制限があります。
デフォルトフィールドに関する制限
デフォルトフィールドの編集可否は、次の通りです。
編集できる項目 | 編集できない項目 | |
---|---|---|
エントリ | スラッグ 投稿日 有効期限の日付 | タイトル ステータス 作成者 リンク ID UID URI 作成日 更新日 最終編集者 親 先祖 セクション エントリタイプ ドラフト リビジョンメモ |
アセット | 代替テキスト | タイトル ファイル名 ファイルのサイズ アップロード者 リンク ID UID アップロード日 修正日 更新日 場所 ファイルの種類 サイズ 画像の幅 画像の高さ |
このうち、エントリの ステータス
は従来通り Element Index で選択したエレメントを一括で変更できます。
また、あくまでも Element Index で一括編集できないだけで、個別の編集画面では変更できる項目もあります。(タイトル
やアセットの ファイル名
など)
カスタムフィールドに関する制限
カスタムフィールドの編集可否は、次の通りです。
編集できる項目 | 編集できない項目 |
---|---|
お金 アイコン アセット エントリ カテゴリ セレクトボックス タグ プレーンテキスト メール ユーザー リンク 国 数字 日付 時間 範囲 色 | チェックボックス テーブル マルチセレクトボックス ラジオボタン 住所 行列 |
Craft 5 リリース直後は プレーンテキスト
程度だったと記憶しているのですが、現在はより多くのフィールドが編集可能となり、使い勝手が向上していますね。
なお、CKEditor
などプラグインのインストール後に Element Index へ表示可能なフィールドも、自分が試した限りでは一括編集できないようでした。
まとめ
Craft 5 から、Element Index でエントリの一括編集が可能になりました。
デフォルトフィールドやカスタムフィールドの一部で編集できない項目があるものの、とても便利な機能です。
フィルター機能を併用して、あらかじめ編集対象のエントリを絞り込んでおくと、より効率的に編集作業が進められると思います。